リノベコラム
Column リノベコラム

コラム

内装仕上げはクロスだけじゃない!(1)

部屋の雰囲気は、壁や天井の内装仕上げ材で随分と変わってきます。

ここでは、いろいろな素材のメリット、デメリットを見てみましょう。

 

まずはクロス(壁紙)。現在はビニール、紙、布、様々な素材があります。

国内では内装の仕上げ材として80%以上がビニールクロスを使っていると言われています。

マンションなどではさらにその傾向が顕著です。

 

 

その、ビニールクロスメリットは何かを挙げみましょう。

  • 圧倒的な種類とデザイン
  • 内装仕上げ材としてコストが最も低い
  • 汚れがつくにくく落としやすい

 

ではそのデメリットは?

  • 通気性や調湿性がない
  • 部分的な補修が難しい
  • 10~15年程度での張替えが一般的
  • 経年劣化(継ぎ目が目立つようになり、浮きやはがれがでてくる)

 

賃貸マンション経営者なら、これを採用するのはよく分かわりますね。

では、クロス以外の内装仕上げというと、どんな材質があるかをみてみましょう。

 

①自然素材による塗り壁

自然な凹凸感が味わいの珪藻土や、古民家や城下町にある漆喰の白壁。

いずれも独特な雰囲気を醸し出していて、ステキですよね。

クロスとは違って継ぎ目がない仕上がりができ、なんといっても有害成分が発生しません。

調湿効果がありカビの発生を抑え、結露防止や耐久性、吸音性、耐火性に優れます。

いずれも小手で模様をつけるパターン仕上げで様々な表情を出すことができ、その味わい深さに魅了されます。

珪藻土と漆喰、それぞれの特徴を見てみましょう。

 

  • 珪藻土

珪藻土に関してはニオイを吸収する機能もあるということで、玄関やトイレに使われることも。

ただし、珪藻土は樹脂などを混ぜて塗りつけるため、ふちが崩れやすい傾向があります。

付着力を強めるために合成樹脂を混ぜて機能を低下させる場合があるため、各社の成分データを比較して選ぶのがよいでしょう。

 

  • 漆喰

漆喰の調湿機能を期待するなら、ある程度の厚さに塗らないと効果がないという点も知っておくべき。

その厚さのため、リフォームでは既存のドアの収まりに影響が出てしまうことがあります。

また、くずれやすい特徴を解消するため2度塗りが必要で、施工費がやや高めといった傾向も、知っておきたいところです。

 

いずれの場合も、塗り壁の機能は期待せず、「その質感だけでもほしい!」という方には、施工簡単な製品も有りコストダウンも可能です。

リビングデザインでは、漆喰と珪藻土の質感を体感できるように、店内の壁に実際に施工しております。

 

 

記事一覧に戻る