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あこがれ【無垢】のフローリング(1)

「煩悩から離れてけがれがない。潔白で純真であること」

これは「無垢」という言葉そのものの意味。

無垢材を使ったフローリングとは、丸太から切り出したままの木材。

合板や集成材ではない、まさしく「純真な木材」ということです。

この無垢材を使ったフローリング、多くの人があこがれます。

その魅力をぜひとも、ここでお伝えしておこうと思います。

 

1.木そのもの。天然100%

無垢材のフローロングの上に、裸足で立ったことはありますか?

立つとまず、そのぬくもりに驚かされます。

そして、天然のものならではの肌触り。私たちは同じ地球上の生物であることを感じさせてくれます。大げさ? いえいえ、それくらい肌にしっくりくる。無垢材は気持ちがいいということです。

 

2.木には個性と表情がある

私たちに一人ひとりの顔と体があるように、木目にも個性と表情があります。

木目や節目による無垢材ひとつひとつの表情は、味わい深いもの。

無垢材ではなく、合板に板目を貼った木目だけを楽しむフローリングもあることにはありますが、節目もある無垢材には合板にはない深みを感じることができます。

 

3.木の香りが楽しめる

無垢材の精油分であるフィトンチッドは、私たちが森林浴で山に入ると香ってくる、あの香り。さまざまなニオイをやわらげてくれる消臭効果も持ち合わせます。

あの香りに包まれる暮らしを想像してみてください。無垢材フローリングの心地よさが伝わってきませんか?

 

4・温度・湿度をコントロール

天然木は熱伝導率が低いのが特徴。素足で立って暖かく感じるのも、そのためです。

熱さや寒さなどの急激な変化から守ってくれるので、心筋梗塞や脳梗塞にもつながるヒートショック防止に。余分な水分を吸収し、湿気や乾燥をさりげなく防いでくれる、ありがたい役割もあります。

 

5.人と同じで、年をとると深みが出る

私たちは生活している上で油脂を出しています。これが年を追うごとに無垢材を深い飴色に変え、より木目がなじんで美しさを増していくことも、愛されるゆえんなのです。

通常、無垢材の表面にはワックスやオイルを塗布して保護しますが、オイルの場合は種類によっても表情を変えるので、それもまたいろいろな味わいが楽しめます。

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