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失敗しないクロス(壁紙)の選び方

壁紙は、部屋の雰囲気を大きく左右する要素の一つです。適切なクロスを選ぶことで、インテリアの印象がアップし、快適な空間を作ることができます。しかし、たくさんの種類やデザインが存在するため、どのような壁紙を選べばよいか迷ってしまうこともあるでしょう。そこで、今回はオシャレな壁紙の選び方についてご紹介します。

 

1.テイストを決める

まずは、部屋のテイストに合わせた壁紙を選ぶことが重要です。例えば、モダンテイストの部屋にはシンプルで洗練されたデザインの壁紙が合います。一方で、クラシックテイストの部屋には花柄やドレープ柄の壁紙がよく似合います。部屋のテイストに合わせて壁紙を選ぶことで、統一感のある空間を作ることができます。

ナチュラルテイスト

モダンテイスト

クラシックテイスト

2. 色の選び方

壁紙の色も重要なポイントです。部屋の雰囲気やコンセプトに合わせた色と柄を選びましょう。明るい色や柔らかなパステルカラーは、清潔感や明るさを演出します。一方、ダークカラーや大胆な柄は、大人っぽさや個性を引き立てます。他のインテリアや家具との調和も忘れずに考えましょう。冒険するのに躊躇される方は、壁紙はシンプルな白系にしておき、クッションやカーテン、または小物等で色をいれ、四季に合わせて雰囲気を変えるなどの楽しみ方もあります。

また近年では柄物や派手な色を使いたいけど、部屋の一面にもってくることに抵抗のある方は、トイレやクローゼット内のクロスとして選択する方も多いです。トイレやクローゼットは、一般的に他の部屋よりも狭く暗い場所であり、特にデザインや色彩が少ない傾向があります。そこで、派手な色のクロスを取り入れることで、一気に華やかさや個性を演出することができます。

3. サンプルを試す

壁紙は、実際に貼られた状態で見ると印象が変わることがあります。他の家と自分の家では光の当たり方も違ければ、部屋の明るさや広さなども違います。なのでインスタやピンタレストなどで気になるクロスを見つけたら、すぐ決めるのではなくまずはサンプル(A4サイズのものをもらえるので)依頼してください。

①壁紙カタログから気になる色やデザインを選定する(気になる品番を調べるでも良いです)

②可能であればショールームへ行く

③サンプルを手に入れて、実際の壁に貼ってみる。

この工程をすることで、小さなサンプルを見るだけでは気づけないことに気づくことができます。例えば、光があたる南側の部屋とあたらない北側の部屋では、同じ壁紙でも印象が全然違います。また電球の色(昼白色と電球色)でも雰囲気がガラッと変わります。部屋ごと確認することで見え方の違いや印象の違いを事前に確認できるので失敗を防ぐことができます。

実際のサンプルで写真を撮ってみました

右下に張り付けているサンプルは大きなサンプルの中から1部分のみ見ることができる(5×5cm)サイズのものです。

大きいサイズ(A4サイズ)と比べてみると違いがわかるでしょうか??このように同色でも、後ろの壁の色や光の当たり方で見え方がこんなにも変わります。

4. テクスチャーの活用

クロスには、さまざまなテクスチャー(質感・触感)があり、主に「無地」「織物調」「石目調」の3種類に分けられています。

織物調は衣服の生地のような風合いをイメージして作られた壁紙です。綿や麻のような温かみのあるものや、キメの細かいシルクのような上質さが感じられるものがあります。たて糸とよこ糸を均等に織ったようなシンプルな織物調はインテリアのテイストを問わずお使いいただきやすいテスクチャ―です。キメ細かくてシルクのような光沢感がある織物調は高級感があり和モダンやホテルライクがお好きな方に選ばれることが多いですが、下地を広いやすいためリフォームにはあまりオススメできません。

また石目調は石や漆喰、コンクリートをイメージして作られた壁紙です。自然そのままの素材感を感じるようなものや、すっきりとしたクールなものなどがあります。コテ跡が控えめなデザインは、シンプルな織物調に次いでインテリアを選ばない万能タイプです。コテ柄や色によっては、ナチュラルにもモダンにも使えるテクスチャーです。

無地

織目調

石目調

5. パターンの効果

クロスの柄やパターンも、部屋の雰囲気を大きく左右します。小さな部屋には、縦のラインや細かな柄が良いでしょう。一方、広い部屋では、大胆な柄やモチーフを取り入れることで、空間を引き締める効果があります。無地や一色の壁紙もシンプルでおしゃれですが、それぞれの部屋にあったものを選ぶことで、ワンランク上の部屋をつくることができます。

6.白の壁紙選びは慎重に

基本となることの多い白い壁紙ですが、白にも様々な種類があります。真っ白のようにみえていても実はアイボリーぽいものからベージュぽいものまであり、それは実際に隣に並べないと分からないほどの差だったりします。また小さい面積でみるのと、壁一面でみるのとでも全く異なります。どのように使用したいかなどのイメージが決まっていると選びやすいかと思います。また壁と天井の組み合わせとして悩まれる方も多いですが、統一感を重視するのであれば同じ壁紙、もしくは同じテクスチャーのものにすることをオススメします。※ただし、壁紙に特徴のあるテクスチャーや色柄を選んでいる場合は先ほど述べた方法でおこなうと大変なことになりますのでご注意ください。

最後に…

オシャレな壁紙を選ぶ際には、部屋のスタイルや色、テクスチャ―、パターンや柄など、様々な要素を考慮する必要があります。自分の好みや部屋の雰囲気に合わせて、統一感のある空間を演出することが大切です。ぜひ、この記事を参考にして、素敵な壁紙を選んでみてください。

弊社が主に使用している壁紙メーカー

・サンゲツ

広々としたショールームで壁紙・床材・カーテンなど、王道からトレンドまで、とにかく種類が豊富。イメージや空間ごとの実例も充実しています。

福岡ショールーム 福岡市博多区東那珂1-11-11

・リリカラ

こちらでは、実物のクロスが張ってあるパネルを持ち運び可能なため、写真(1枚目)のように実際にはめ込み、壁、床、天井の色合わせがしやすいのでとてもおすすめです。

幅広いニーズに対応。ウィリアム・モリス「Morris&Co.」の壁紙を扱う国内唯一のライセンシー。

福岡ショールーム 福岡県福岡市中央区那の津2-6-4

・ルノン

ルノンは福岡にショールームがないのでカタログから選ぶことしかできませんが、サンプル(A4サイズ)の取り寄せは可能です。

消臭壁紙「空気を洗う壁紙®」や襖紙など、機能性や伝統を兼ね備えた商品が魅力です。

ルノンHP

 

その他、気になるメーカーがありましたら、お問合せください。

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