Column
リノベコラム
和室を洋室にリフォーム
和室を洋室にする場合のポイントと価格
リフォーム・リノベーション工事の中で、特に多い和室を洋室に変える工事。
畳をフローリングに変更すれば、和室が洋室になるとお考えの方も多いのですが、
和室と洋室では仕上げの内装材だけでなく、壁や天井の構造も違います。
洋室の壁は「大壁造」という壁の納め方をしています。
「大壁造」とは、柱が見えないように壁材を柱の外側に張って仕上げています。
和室は「真壁造」といい、柱が見えるように柱と柱の内側で壁材を仕上げています。
(最近の新築住宅では、大壁造の和室が多くなってきています。)
和室を洋室にする場合、どこまで洋室化をするかによって
工事内容や金額がかなり変わってきます。
内容別に費用をまとめましたので、洋室化の検討をされている方はご参考ください。
・畳をフローリングにしたい!
畳の厚みは約60mmです。畳を撤去してそのままフロア材を張ると、
フロア材の厚みは12mmなので床が落ちこんだ状態になってしまいます。
床根太を打ち増しするなど下地工事後に、フロア材を張ります。
価格は15万円程度(6帖の場合)
・塗り壁を白いクロスの壁にしたい!(真壁仕様のまま)
塗り壁の上にクロスを張っても、時間がたつと剥がれてしまいますので、
通常はベニヤ板を塗り壁の上に張り、その後にクロス張りを行います。
価格は8~12万円程度(6帖の場合)
・柱が見えない洋室のクロス壁にしたい!(大壁仕様に変更)
和室の真壁を、洋室の大壁にする場合は、壁に厚みをもたせて柱と出幅を揃え、
その上から下地の壁材を張った後にクロス張りを行います。
価格は12~20万円程度(6帖の場合)
・板の天井を、クロスの天井にしたい!
板の天井を撤去して、下地工事を行い、クロス張りを行います。
価格は10~12万円程度(6帖の場合)
さいごに
和室から洋室へのリフォームは、押入れをクローゼットに変更工事する工事や、
建具を洋風建具に入替え工事など、内容によっては価格も大きくなりがちなので、
本当にその工事が必要かどうか、よく考えてから決断しましょう。