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間取り変更リフォーム

家族の成長に伴って生活が変化するなかで、考えたくなるのが間取りの変更。部屋の増減や空間の使い方も、簡単に変えることができるものと、そうでないものがあります。「今時の家にしたいからこの間取りに」、というのも考えもの。あくまでも、ご自身たちの生活様式を中心に考えることをおすすめします。そんな間取りを変更する方法、少し知っておきましょう。

 

部屋同士の壁を撤去して広い部屋にする
最近は空間を広くつくった部屋の方が好まれる傾向にあるので、実はこのパターンはとても多いです。撤去する場合、柱を抜いても構造上問題がないか、地震や台風など横からの衝撃に耐える耐力壁ではないか、などの確認が必要です。
壁を撤去した場合、壁があった部分の床・壁・天井の補修も必要です。
この補修の内容は費用に大きく影響します。壁があった部分のみの補修の場合は安価で済みますが、「つぎはぎ感」がでてしまう場合もあります。
壁を撤去してつなげた部屋は、全体の床を張替え、壁・天井のクロスと統一して貼りかえれば、もともとつながっていたような統一感がある部屋になります。

 

広い部屋に間仕切り壁をつくり部屋数を増やす
お家にもよりますが、10万円以下の予算で工事が可能です。
ただし、部屋に間仕切り壁をつくると、片方の部屋に照明のスイッチ・コンセントが偏ってしまったり、照明器具の移動や追加が必要になったりする場合がありますので、その場合は費用が追加されてきます。

 

キッチン・トイレ・浴室など水廻りの移動
水廻りの移動は、給水管・給湯管・排水管・換気扇・電気配線などの移動が伴い、費用がかさみやすい工事になります。水廻りの移動はできるだけ避けてプランすることをおすすめします。
昨今は、壁付けキッチンから対面キッチンへの変更希望のお客さまが多いですが、移動距離は少なくても、天井・壁・床の補修工事も伴い費用もそれなりにかかります。
 子育て中のお母様から、「壁付けキッチンの方がリビングに背を向けて、料理に集中できる」という声もあります。顔が見えると、何かと子供たちに頼られてしまうのだとか。壁付けキッチンはそのままに、ほかを充実させるという方法もありますので、費用のかさむ対面キッチンは必要性をよく考えてみることをおすすめします。

 

最後に
以上に述べたような理由で、間取り変更リフォームでは、似たようなプランであるにも関わらず費用に大きな差が出ることがあります。大きな手間と費用が掛かるプランと、意外に簡単にできるプランがあるのです。まずは費用がかさみやすいリフォームを見極め、必要性を考えながら、コストダウンして理想の間取りを目指していきましょう。
 

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